迎賓館で思い出ウェディング!

迎賓館の一般公開

迎賓館の一般公開

迎賓館の一般公開 両陛下や皇族の方々、要人が出席する晩餐会が催される、と聞くだけで華やかな気分になってきます。内閣府の施設として迎賓館赤坂離宮と京都迎賓館があります。国賓をお迎えしての会食、その方々の宿泊施設として日本ではその二つの場所がつかわれています。
ネオ・バロック様式による宮殿建築物は日本では赤坂離宮だけです。門のつくりからもすでに西洋のお城を目の前にしたような錯覚をおぼえます。美しいつくりの噴水があり、花々が咲き誇る庭の奥にある建物の中は、まさに西洋宮殿です。謁見の間とも呼ばれる朝日の間は、格式の高い客室です。海外の大統領をもお迎えできる場所ですが一般公開されています。迎賓館赤坂離宮に関しては事前予約がいりません。
混雑時は事前予約の人が優先されます。和風別館の参観を希望する場合は別途予約が必要です。京都迎賓館に関しては、中学生以上ならガイドツアー方式の参観が予定されていない期間は自由参観できます。国賓を迎える施設という特性上、突然一般公開が中止になる場合がある点には注意が必要です。

ネオ・バロックと純和風、赤坂と京都迎賓館の装飾の概要

ネオ・バロックと純和風、赤坂と京都迎賓館の装飾の概要 日本には東京の赤坂離宮と京都の2か所に迎賓館があります。赤坂離宮はネオ・バロック様式の建築です。ネオ・バロックは、19世紀ころヨーロッパで盛んにみられた建築様式です。
ヴェルサイユ宮殿などが設計の参考にされています。赤坂離宮には、黄金の鳥や黄金の武者のモチーフで装飾された彩鸞の間、天井画や大きなシャンデリアによって彩られた羽衣の間など、様々な部屋があります。
基本は西洋建築でありますが、桜の花や武者など、日本的なモチーフによる装飾も見られます。京都迎賓館は、赤坂離宮とは対照的に純和風の様式が採用されています。比叡山や愛宕山を描いた織物を用いて飾られた夕映の間や、伝統的な畳や襖がある桐の間などの部屋があります。
そのほか、あえて壁を飾らないことによって安らげる空間となっている聚楽の間もあります。また、部屋からは大きな池のある庭園を眺めることもでき、庭園と建物が一体となって和の空間を演出しています。